WHOテドロス事務局長
「大きな希望を持って、新型コロナウイルス感染症の世界的な緊急事態の終了を宣言します」

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を終了する、と発表しました。4日に開催された専門家委員会の勧告を受けたもので2020年1月に出された緊急事態宣言は3年3か月で終了しました。

理由についてテドロス事務局長は、ワクチンや感染により免疫を持つ人が増え、死亡率が低下したことなどを挙げました。一方、ウイルスは変異を続けていることから「世界的な健康上の脅威が終わったわけではない」と強調しました。