ゴールデンウィーク期間中、人出とともに増えているのが車のトラブルによる救援要請です。対応に追われる救援隊員に密着しました。
取材した5連休初日の3日。JAF大分支部ロードサービス隊の宮野真虎さんは、大分市にあるアパートの駐車場に向かいます。車内にカギを閉じ込めてしまったという救援要請を受けての出動です。
(JAF・宮野真虎さん)「カギを閉じ込めた原因はなんですか」
(救援要請した女性)「荷物を積んでいて、カギをかけたまま、車内にキーを置いてドアを閉めちゃいました」
連休を利用してふるさとに帰省しようと、車に荷物を積み込んだ際のトラブルでした。女性は不安な表情で作業を見つめます。わずか5分ほどでロックが解除されました。
(女性)「良かったです。もう、キーの閉じこめをしないように気を付けます」
全国のJAFに寄せられる救援要請は年間215万件以上。ゴールデンウィークは年間で要請が多い時期です。すぐに次の出動要請が…
JAFによりますと、年間を通して最も多い出動理由は、バッテリー上がりだということです。この日も一日で4件の救援要請がありました。
(JAF・宮野真虎さん)「車は常に微量な電気を使いますので、この時期から夏場にかけて、バッテリー上がりがどんどん多くなります」
2番目に多い出動理由は…。運転者が気付かないうちに釘などを踏んでしまい、パンクしてしまうケースも多いということです。この女性も、パンクの原因に心当たりはないものの、運転中に異変に気付き、JAFに救援要請をしたと話します。
(女性)「タイヤとかどう修理していいかわからないので助かりました」
この日は修理剤を入れて穴をふさぎ、空気を入れて応急処置が完了。開始からわずか10分ほどで作業は終了しました。
トラブルが発生しても冷静に対応してほしいと話す宮野さん。出かける前のこまめな点検で、安心安全のカーライフを呼びかけています。