どうなる?ファジアーノ岡山「新スタジアム構想」木村オーナーに直撃
悲願のJ1昇格を目指すファジアーノ岡山。そのファジアーノ岡山のまさに「生みの親」である、前・Jリーグ専務理事で現ファジアーノ岡山のオーナー・木村正明さんに、「J1昇格」「新スタジアム構想」などについて、スタジオにお越しいただきお話を伺いました。

―木村さん、生放送のスタジオは結構珍しいですよね。
(ファジアーノ岡山・木村正明オーナー)
「5年ぶりですかね、緊張しますね、新しいスタジオに...」
では、まずは木村さんのこれまでを振り返りましょう。

岡山で生まれ育った木村正明さん。「ふるさとに恩返しをしたい」と37歳の時、勤めていた外資系証券会社の執行役員を辞め、故郷に戻ってきました。2006年に「ファジアーノ岡山」の社長に就任。社員2人からクラブを立ち上げ、就任から3年後にはJリーグに昇格しました。
そして、クラブ創設から12年後。

(木村正明オーナー)
「日本サッカー界のために頑張らせていただく覚悟は今、持っています」
4月、Jリーグ専務理事から古巣のオーナーへ
「岡山にまた戻ってくる」と言葉を残してクラブを離れ、2018年にJリーグの専務理事に就任しました。そして2022年4月、再び筆頭株主としてクラブに戻り、現在はオーナーとして運営をサポートしています。
そして今年4月の試合前には…。

(木村正明オーナー)
「最低2万5千人収容のサッカースタジアムです。全員の力でこの岡山に作る、スタジアムを皆さんと一緒に作りたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします」

―現在はサポート役という立場で、再びファジアーノに戻ってこられた木村オーナーなんですが、一度ファジアーノを離れて「Jリーグ本体」を見て、今のサッカー界・サッカーの現状をどのように感じられましたでしょうか?
(木村正明オーナー)
「全国47都道府県のうち、もう41の都道府県にJリーグクラブができています。ですから、非常にじわじわじわじわ盛り上がってきている感じですね。岡山にとって、ある意味『ライバルが増えているな』という感じがします」
―その中で、このエリア・岡山と香川の見方は変わりましたか?
(木村正明オーナー)
「すごく熱いんですよね、やっぱりそれがもっともっと盛り上がっていく可能性はあるんだけれども、その可能性を伸ばしていきたい。でも、そうなっていない現実もあると思うので、もっと地域で盛り上げていければ、もっと強くなって」
―去年4月にファジアーノ岡山に木村さんは戻ってこられました。このタイミングというのは、どういう理由があったのでしょうか?
(木村正明オーナー)
「Jリーグ・日本サッカーは、特にコロナでしんどかったんですけれども、もう十二分に私自身は『尽くした』という思いはありました」
「自分はJリーグの役員として、昇格とか優勝の瞬間をいろんな地域で毎年毎年見てきて、『やっぱり地元でそれを果たしたい』と。悲願のJ1、あるいはタイトル、アジアチャンピオンズリーグが埼玉でありましたけれども、そういったものをやっぱり岡山で実現したいと」
「自分に残された時間は、実はあまりないと思っていて。もちろん北川社長を始め、木山監督、自分が信じている仲間たちが今とても頑張っていて、それをサポートしたい思いもありますし」














