アフリカ4か国を歴訪した岸田総理は、アフリカでの日程を終え、帰国の途につきました。外遊の成果について同行した中島記者の報告です。
アフリカの声に耳を傾け、今月のG7広島サミットの議論にいかす、これが今回の訪問の主な狙いでしたが、その中身は、対ロシア、対中国を色濃く意識したものとなりました。
アフリカは「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国の集まりですが、ウクライナ情勢をめぐってはG7とロシアの中間的な立場を取る国が多く、その存在感が高まっています。
そこで、岸田総理はアフリカ東西南北の主要な4か国を訪れ、G7議長国としての日本の考えを伝え、これらの国とも「法の支配」や「力による一方的な現状変更は認められない」といった、基本的な価値観では一致することができました。
また、中国がインフラ投資などを通じ、アフリカでの影響力を強めていますが、中国を念頭に日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けても、インド洋に面し、要と位置づけているケニアやモザンビークなどと協力することを確認しています。
岸田総理
「G7(サミット)での良い議論に繋がる、意義のある訪問になったと考えています」
今回の訪問の成果を2週間後に迫るG7広島サミットの議論にいかし、実効性のあるものに変えていけるのか、議長を務める岸田総理の手腕が問われることになります。
注目の記事
「警察官が、鉄砲で撃たれました」110番の音声記録…銃声、うめき声 緊迫した様子 明らかに。 遺族の訴え退けた翌日公開 奥田交番襲撃事件 富山地裁

回答者には「記念グッズ贈呈」との記載も…実は内容のほとんどが嘘の詐欺メール 国勢調査装った詐欺に注意「メールでの回答依頼は絶対にありません」

「気持ち悪いとか言うてたけど...」ミャクミャクが当初の評価から一転「かわいい」に!?グッズに客が殺到 百貨店担当者「ミャクミャクならなんでも売れる状態」

人の肺からプラスチック「解析した全ての患者から検出された」粒子濃度が高いほど炎症値も大きい結果に 医師や研究者の解析で明らかに

格納されたヘッドライト!?高知のカーディーラーなどが往年の名車「セリカXX」の“レンタカー”を開始!基本料金は8時間3万円から…でもファンには「垂涎の的」に

「年齢のせいだなと思わないほうがいい」高齢者の7人に1人が“認知症予備軍”?! 早期発見へ見逃せない“サイン”
