「∞」マークになることを期待して制作


山下麻衣+小林直人:「作品の状況としては、(富山県黒部市の)生地海岸で、高さ2.3メートル、幅14メートルの看板が堤防の壁に実際に取り付けられています。蜃気楼は離れないと見えないので、8キロ離れたところから超望遠の3000ミリのカメラで狙っています」



山下麻衣+小林直人:「インフィニティマーク『∞』になることを期待して作品を設置しました」
蜃気楼が発生すると、堤防に設置された看板の「m」の像が反転して下方に現れ、無限大のマークとなって見える作品です。


「山下麻衣+小林直人」は、映像で表現する「ビデオ・インスタレーション」という手法で表現活動を続けています。2001年にドイツなど、海外で本格的な活動をスタートさせました。




現在は千葉県に拠点を置き、あいちや横浜のトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭をはじめ国内外で作品を発表しています。今回は富山県内で制作した作品を含む6点を黒部市美術館で展示しました。














