“ウクライナがモスクワの大統領府、クレムリンにドローン攻撃を試みた”ロシアはこう主張し、“報復の権利がある”と発表しました。ゼレンスキー大統領は全面否定していますが攻撃の激化が懸念されます。
「ドローン攻撃」の発表から一夜明けた4日朝のモスクワ・クレムリンです。
大きな被害は見られませんが、ロシア大統領府は3日未明、ウクライナがドローン2機を使ってクレムリンへの攻撃を試みたと発表。
「ゼレンスキー政権によるテロ行為だ」と主張しています。そして…
ロシア大統領府
「必要な報復措置をとる権利がある」
一方、ゼレンスキー大統領は…
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「我々はプーチンもモスクワも攻撃はしていない」
攻撃への関与を否定し、“ウクライナは自国の領土を守る兵器も十分には持っていない”と訴えました。
アメリカのブリンケン国務長官は攻撃について「確認できない」としています。
アメリカ ブリンケン国務長官
「単純にわからないのです。ただ、ロシア政府からの情報は大きな疑いを持って受け止めるようにしています」
一方、ウクライナでは、この日も。
南部ヘルソン州の当局者はロシア軍による砲撃がスーパーマーケットや鉄道の駅など多くの人が集まる場所に直撃し、23人が死亡したと明らかにしました。
ウクライナメディアによりますと、翌4日も広範囲で空襲警報が出されたほか、首都キーウなどにドローンが飛来し、軍が24機中18機を撃墜したとしています。
専門家はこうした4日の攻撃は「“クレムリンへの攻撃に対する報復”の初期段階なのではないか」と分析しています。
東京大学先端科学技術研究センター講師 小泉悠さん
「(ロシア)大統領府側からも『これはウクライナによるテロなのだ』『大統領を狙ったものなのだ』という声明が出ている以上、これは何らかの厳しい対応をするのだと思います」
また、「今後ロシアが様々な形で相当の“報復措置”を講じるのではないか」と指摘しています。
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