無許可の田畑はない、定期的にパトロールも…

現在、許可を得ているのは個人や組合など30件。すべて合わせると東京ドーム5個分に相当する25万平方メートルにもなるといいます。

富山河川国道事務所によりますと、管理する一級河川の河川敷では定期的にパトロールを実施していて、許可なく畑をつくるなどの行為は近年確認されていないということです。では、河川敷の畑はいつからあるのでしょうか?

国交省富山河川国道事務所占用調整課
江口雅規課長:
「長い方ですと、戦後あたりからされている方もおられますね。今、実際にご先祖の方がされていたのを引き継いでですね、畑を実施されておられる方々もいます」

戦後の食糧難、富山県では食料を確保するために作られた河川敷の畑に、土地の使用許可が出されました。それがいまも受け継がれているといいます。

しかし、58年前に河川法が改正、その後、新たな許可は出ていません。収穫の時期を迎えた春キャベツに、まるまると膨らんだスナップエンドウ…。

福本透さん:「これはね。去年11月に種を植えたの」