全国でも珍しい江戸時代の建築遺構の一つ、大分県の城下町、臼杵市の臼杵城跡の「畳やぐら」が3日初めて一般公開されました。
臼杵城跡の畳やぐらは18世紀後半に再建されたもので、1階と2階の床面積が同じ重箱造りは全国でも4例しか残っていません。
3日は初めて一般に公開され、城めぐりの愛好家らが内部の構造を見学しました。畳やぐらは壁の下半分を板張りにする下見板張となっていて、重箱造りとあわせて16世紀末期の建築様式が残る貴重な遺構です。
(来場者)「普段、下から眺めているだけの建物の中に入れておもしろいな。1階に窓がないのがびっくりでしたね」「中に入ると当時の歴史というか空気感で、すばらしいものと感じました」
臼杵市は今後も、全国でも珍しい畳やぐらの歴史的な価値を発信していくことにしています。