京都府の山下副知事からセクハラ発言を受けたと女性が訴えていた問題で、府の第三者委員会が発言の一部がセクハラにあたるとする調査結果を公表しました。
ジェンダー問題に取り組む一般社団法人の代表理事の女性は去年11月、スペイン・バルセロナで開かれたイベントで、山下晃正副知事(71)から「俺はセクハラの塊みたいなものだから」「また違う男連れ回してるんだね」発言されたと主張。
山下副知事は「精神的苦痛を与えたのはおわびしたい」と謝罪しましたが、発言が事実かどうかについては明らかにしていませんでした。
5月2日こうした中、府の第三者委員会はどちらの発言も事実と認定したうえで、「『セクハラの塊』という発言は自虐的な発言でありセクハラとは認められないが副知事の発言としては不適切」と指摘。
その一方で、「『違う男を連れまわしている』という発言はセクハラの意図がなくても相手を不快にさせる性的な発言」とセクハラにあたると認定し、山下副知事に対しては「懲戒処分までは不要だが厳重注意が必要」としました。
これを受けて、山下副知事はすでに知事から厳重注意を受けたことを明らかにし「改めて女性に謝罪したい。セクハラ研修を受けるなど反省し今後の仕事に生かしていきたい」としています。














