混乱が続く、アフリカ・スーダンから退避した国境なき医師団の日本人スタッフがJNNの取材に応じ、市民生活や医療事情が極度に悪化している現状を語りました。
国境なき医師団 現地責任者 落合厚彦さん
「電気も水道もない。お店に行ってもモノがなかったり。モノがあっても、すごくインフレで高くなっている」
取材に応じたのは、先月25日にスーダンを逃れ、スイスに退避した落合厚彦さん(61)です。現地ではインフラが麻痺しているうえ、ガソリン代が10倍に高騰するなど、市民生活は厳しく、特に医療事情が非常に悪化していると話します。
国境なき医師団 現地責任者 落合厚彦さん
「今まで病院に行けていた人が病院がなくなってしまった。帝王切開しないといけないのに、帝王切開をする場所がなくなってしまったりとか」
「二次的な被害」がさらに増えることを懸念していて、一刻も早く活動の幅を広げたいと語った落合さん。国際社会に対しては、食りょうや医療物資が届く状況を作ることができるよう支援を訴えました。
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