経営破綻したアメリカの地方銀行ファースト・リパブリック・バンクが大手銀行に買収されたことを受け、市場では警戒感が後退しダウ平均株価は小幅な値動きとなりました。

ファースト・リパブリック・バンクは1日に経営破綻し、金融大手JPモルガン・チェースが預金と資産を引き継ぎました。

記者
「ニューヨーク・マンハッタンにあるこちらの店舗では、破綻の発表後も特に大きな混乱はみられず営業を続けています」

利用客
「口座を閉鎖するつもりです」
「私は資金を預けていますが、この銀行は今はJPモルガンです。預金者としてリスクについて不安はありません」

1日のニューヨーク株式市場は、JPモルガン・チェースへの売却が発表されたことを受け、金融システムへの過度な警戒感が後退し、ダウ平均株価は小幅な値動きとなりました。

アメリカ バイデン大統領
「(規制当局の)措置は金融システムが健全で強靭であることを保証します」

バイデン大統領は適切な対応だったという認識を示し、「すべての預金者は保護されている」と強調しました。