WBC・ワールドベースボールクラッシックで14年ぶりの優勝・世界一を達成した、侍ジャパン。外野守備・走塁コーチを務めた、島根県浜田市出身の清水雅治さんが、浜田市と「エキスパート指導者招聘事業」の指導者として業務提携を結びました。
活動は、指導者向けの講習会からスタート。目指すは、野球競技人口の増加です。
4月28日、浜田市立中央図書館。市内の小中学生の野球指導者を前に話をするのは、清水雅治さん58歳(浜田高校OB,元プロ野球選手)。
清水雅治さん
「できるだけ野球人口を増やしたい」
浜田市が行う「エキスパート指導者招聘事業」の指導者としての、清水さんの初仕事です。
スポーツや音楽などで子どもたちが大きく成長するには、指導者の影響が大きいと考えた浜田市。「エキスパート指導者招聘事業」は、それらの分野で著名な指導者を招へいし、指導者への指導や小中学生への実技指導を行おうというものです。
最初にアンケートを行い、その内容から指導方法を提案しようと考えた、清水さん。自身の考え方を話したりしながら約1時間、指導者との初顔合わせを行いました。
参加した少年野球指導者
「浜田市の野球が盛り上がるのが一番の期待」
「どういう指導が一番適しているのかを勉強していきたい」
「情報過多の時代なので思考を整理しながら指導者同士協力し、一緒にやっていきたいなと期待している」
清水雅治さん
「最初は硬いイメージがあったと思うんですよね。良い感触だったので聞いてもらえると思います」
侍ジャパンのコーチとして世界一の栄冠を勝ち取った、清水雅治さん。多くの知識と経験を伝え、ふるさと・浜田で野球人口増加に取り組む1年が始まりました。
清水雅治さん
「小・中学生も実力を上げるんですけど、指導者のみなさんの考えをもっと多方面にわたって上げて、子どもたちの技術向上、やる気につながってくれればいいなと思います」