かつてはその是非が大きな話題となった覆面での議員活動。
4月の長野県議選で初当選したグレート無茶(むちゃ)議員について、マスクの扱いをどうするのか、話し合われました。


4年間の任期が始まった長野県議会。

5月9日の臨時議会を前に、5つの会派の代表が打ち合わせを行い、はじめに、4月の選挙で初当選したグレート無茶議員の通称と覆面の使用が議題となりました。


■服部宏昭(はっとり・ひろあき)臨時議長

「長野市上水内郡選挙区で当選された竹内敏之議員から、選挙の際に使用した『グレート無茶』を通称使用したいとの申し出がありました」


かつてはその是非が議論を巻き起こした議員の覆面ですが、無茶議員本人が長野市議会でマスクで活動していたほか、岩手県や大阪・和泉市などでも前例があります。


(服部臨時議長)「これを認めることとしたいと思いますがいかがですか」

(各会派の代表)「異議なし」

特に異論はなく、本人確認は、免許証かマイナンバーカードで行うことになりました。


県庁の議会棟には議員が登庁しているかどうかを示す掲示板がありますが、こちらの表示もさっそく本名から通称に差し替えられました。


■グレート無茶議員

「覆面で活動していて、その活動が認められていまがあると思っているので、新しい県政になっていくのではと期待してもらえればと思っています」


会議ではこのほか、新型コロナ感染症の5類移行に伴って、議員が感染しても氏名などを公表しないことを決めました。