大分県防災航空隊で訓練中の隊員が死亡した事故から14年目の1日、安全を誓う追悼式と訓練が行われました。

県防災航空隊では2009年5月1日、ダムで訓練中だった当時26歳の隊員が溺れ死亡しました。1日の追悼式では新田二郎防災航空管理監が安全の誓いを述べたあと、再発防止への決意を新たにするため、ヘリコプターによる訓練が実施されました。

訓練では隊員が防災ヘリ「とよかぜ」に乗り込み、山岳遭難を想定して降下や救助者のつり上げなどを披露しました。

(県防災航空隊・安部隆一隊長)「水難救助訓練中に発生した事故を決して風化させることなく、安全運行を常に念頭において県民の命と暮らしを守っていけたら」

県防災航空隊によりますと、昨年度の防災ヘリの出動件数のうち、山岳での救助要請が4割にのぼるということです。