きょう5月1日は労働者の祭典=メーデーです。
長野県内でも各地で集会が開かれ、急激な物価高から暮らしを守る賃上げなどを訴えました。


「団結がんばろう!」

オンラインも含めて1500人が参加した連合系の中央メーデーは、4年ぶりにメイン会場を屋外に移して開かれ、長野市のセントラルスクゥエアにはおよそ500人が集まりました。
連合長野の根橋美津人(ねばし・みつと)会長は、「不確実性の高まりと急激な物価高が疲弊する暮らしに追い打ちをかけ、弱い立場の人ほど苦しんでいる」と訴え、労働者の連帯を呼びかけました。
■連合長野 根橋美津人会長
「政府の発言や雰囲気だけで賃金・働き方の底上げは成し得ないことを私たち自身が肝に銘じ明確な成果につなげていきましょう」


■参加者(印刷業)
「なかなか利益が出ない状況の中で会社も(賃金を)上げたいが 業績が上がらないのであまり全面的に応えられないもどかしさを今回の春闘では感じた」

一方、労連系の団体も県内10か所で集会を開きました。


松本地区では、新型コロナの影響で中止していたパレードを、4年ぶりに実施。
主催者発表でおよそ150人が、賃上げや社会保障の充実、政府による軍備拡張路線への反対などを訴えました。


集会では、医療従事者の団体から「新型コロナの5類移行で、医療現場の負担は変わらないのに支援は縮小されていく」といった声もあがり、社会がアフターコロナへ進む中、改めて、労働者の暮らしや権利を守るための団結が呼びかけられました。














