長野県の中央アルプス、千畳敷(せんじょうじき)で、3か月間熟成させた日本茶の掘り出し作業が行われました。

まだ雪が残る標高およそ2600メートルの中央アルプス千畳敷。
大型連休ということもあり、観光客でにぎわうこの場所で1日の朝、雪の中で低温熟成させた日本茶が掘り出されました。


南信州産と静岡県産の茶葉をブレンドし、「駒結(こまゆい)」と名づけられた日本茶は、今年2月から雪の中で貯蔵。
山岳地と市街地をお茶で結び、地域活性化を目指すプロジェクトの一環で、雪の中で熟成させることで香ばしくまろやかな味わいになるということです。

関係者は掘り出されたお茶をさっそく試飲をしていました。
■日本茶を販売する「山二園(やまにえん)」
酒井隆道(さかいたかみち)社長
「大変まろやかでおいしい味になっている。皆さんに飲んでいただいて自然の恵みを感じてほしい」

掘り出した日本茶は、6月から駒ヶ根市内の日本茶店などで販売される予定です。