林の中にいたウサギたちはどこから?
見つかったウサギはどのような種類なのか、専門家に映像を見てもらいました。

熊本博物館 清水稔 学芸員「ヨーロッパ原産のアナウサギというものを改良した飼いウサギですね、ペット由来であることは間違いない」と話し、「野生にいるウサギではない」と指摘します。

清水さん「もし意図的に捨てたのであれば犯罪なんですよね。純粋にかわいそうですよね?こんなことしたらこのウサギ達は、ほぼ間違いなく死ぬ。『殺しているようなもの』なんですよ」

また、生態系に影響を与えることも。
清水さん「アナウサギの性質としては多産であるということ。繁殖のスパンが非常に短い。小さな動物ですけど増えることによって(生態系が崩れ)景観さえガラリと変わってしまうことが起きる」

ウサギが見つかった西原村では今回の問題を「遺棄」とみて、警察に相談するとともに今後、巡回を行うとしています。

そして「くれぐれもウサギを探しに山へ近づかないで欲しい」と呼び掛けています。