阿蘇の林の中で、たくさんの「ウサギ」が見つかりました。一体、何があったのか?記者が現地を取材しました。

林の中。白黒模様のウサギや耳のおれた愛くるしいウサギなど、さまざまなウサギが元気に駆け回っています。その数、少なくとも10匹以上

人に慣れているのか近づいても逃げる様子はありません。

この映像が撮影されたのは4月27日の午後3時頃。場所は熊本県西原村でした。

記者「ウサギたちはこちらの農道から一歩入った、人目につきにくい道の脇にいたということです」

記者が2日後、同じ時間帯に撮影した女性と共に現場に行ってみるとウサギは見当たりませんでした。

記者「この辺ですか?」
ウサギを発見した女性「この辺です」

その日、その女性は散歩中に道路にいた1匹のウサギを発見しました。

近づいてみると林の中に…

女性「20匹くらいいました。多分、奥にはもっといたのかなと思いますね」

すぐに保健所と村に通報し、翌日職員たちと現場に戻ると…

「1匹も生きている子をみつけることもできず、代わりに4匹亡くなってしまっているウサギをみつけました」

--保健所の人はなんと言っていましたか?

『遺棄ですね』とおっしゃっていた」

「ウサギの遺棄」…女性は悲しさと後悔が残るといいます。

「人間だけですもんね、こういうひどいことをするのは。その時にどうしてあげることもできず立ち去ったので、私たちもすごい後悔の気持ちでいっぱいです」