卓球・石川佳純選手(30)が1日、現役引退を表明しました。
石川さんは自身のインスタグラムで「4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました。今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です。いつも応援して下さるファンの皆様、ありがとうございました。私のプレーを見て、応援いただいた皆様の明日が、少しでも前向きになっているとしたら、自分自身こんなに嬉しいことはありません。これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、色々なことに挑戦していきたいと思います」とメッセージを公表しました。
石川選手は山口市出身で、両親ともに元卓球選手という環境で育ちました。

小学1年生で競技を始め、小学6年生で初参戦した全日本選手権で3回戦に進出し注目を浴びます。国内大会では全日本選手権ジュニアシングルスで史上初の4連覇や、インターハイ3連覇という記録を残しました。
2011年の全日本選手権ではシニアを初制覇し、高校生の全日本選手権女子シングルス制覇という22大会ぶり4人目の快挙を達成。2015年の全日本選手権では54大会ぶりの3冠を達成しました。
国際大会では、2010年にITTFプロツアーモロッコオープンでシングルス初優勝したほか、同じ年の世界ジュニア選手権では団体優勝に貢献。ロンドンオリンピック(2012年)ではシングルス4位、団体銀メダルと、ともに男女日本卓球史上初の快挙を達成。リオオリンピック(2016年)は団体で銅メダル。東京オリンピック(2021年)では日本選手団の副主将を務めました。卓球女子団体ではキャプテンを務め、銀メダルを獲得。3大会連続でメダルを手にしました。



2021年には、山口県民栄誉賞を受賞しました。
石川選手は今月18日に記者会見を開き「気持ちを詳しく伝えたい」としています。













