軍と準軍事組織の対立が続くスーダンでは死者が500人を超えました。停戦期間は延長されましたが、各地で戦闘が続いているようです。

国連はスーダン保健省の集計として、戦闘が始まって以降、少なくとも512人が死亡したと発表しました。実際の死者は発表よりもかなり多いと指摘しています。

首都ハルツームでは停戦期間中の28日も黒煙が上がり、AP通信は住民の話として、爆発が起こり、銃声が聞こえたと伝えました。

こうしたなか、トルコが自国民を退避させるための輸送機が攻撃を受けました。トルコ国防省は、けが人はいなかったとしています。

スーダン軍は穴のあいた機体だとする写真を公開し、準軍事組織「RSF」による攻撃だと主張。「RSF」はこれを否定しています。

各国がスーダンからの退避を進めてきましたが、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、ハルツームの多くの住宅で電気や水が使えない状態が続いている上に、多くの住民は現金がなく、ハルツームから逃れることができないと報じています。