さらに、改善ポイントを見つけるために役立てているのは「SNS」

 特にツイッターの活用は、ファンに積極的に意見をつぶやいてもらうことで球場内の改善につなげてきました。

堀啓知キャスター)
一般的に企業って、意見募集するっていうと大体ホームページにご意見くださいとかメールでくださいって言って、レスポンスってそんなに双方向早くないと思うんですけど。

前沢賢 事業統轄本部長)
元々「共同創造空間」っていう話があって。それをどうしようといったときに、SNSを通じて、いろんなご指摘・ご意見をいただいて、改善していくっていうことが、参画型のボールパークなのかなというふうに思ってですね。

 総合案内やコンコースに設置された無料の「ウォーターサーバー」もその声を拾って追加で設置しました。

観客
「便利、ありがたいですね、今ちょうど父親が食事を終えて、薬を飲まなきゃいけないものですから」

前沢賢 事業統轄本部長)
いろいろお聞きすると、お薬を飲むときに必要だとか、子供にもう少し水を飲ませたいとかっていうご意見いただいて、そりゃそうだなっていうふうに思いましたし。球場は立派だと思うんですけども、エリア全体で言うと、完成度でいうとやっぱ50%ぐらいなんですよ。50%だからしょうがないでしょっていうふうには絶対言いたくないし、その50%の中で最大限スピード感を持って改善していくっていうことが、今、我々がやらなきゃいけないことだと思うんですね。

 息つく間もなく立ちはだかる課題を懸命に乗り越えつつ、見据える先には「ミライの形」があります。

前沢賢 事業統轄本部長)
世の中一般的に、やっぱり野球場というのは、行楽地ではないと思うんです。なんですけども、この野球場をさらに広いエリアを取って、行楽地化していく、その後に街化していくっていう。

堀啓知キャスター)
スポーツが中心の街みたいなイメージに持っていきたい?

前沢賢 事業統轄本部長)
私が思うには、5年以内に「街」化ができるところまでいきたいなというふうに思ってます。