京都府舞鶴市で行方不明となっていた高齢男性を発見し救助した親子に、警察が感謝状を贈呈しました。

今年2月27日午後9時ごろ、京都府舞鶴市の路上で行方不明となっていた高齢男性が倒れているところを、車で仕事から帰宅途中に通りかかった看護師の森下晶代さんが見つけました。

森下さんは消防に通報後、自分1人で救助が難しいと判断し、息子で中学生の悠登さんに救助活動の応援を要請しました。その場に駆けつけた悠登さん、悠登さんの祖母・木下洋子さんと協力し、男性の健康状態の確認や、冷えた手を握るなどして介抱をしながら、救急車の誘導などを行ったということです。男性はその後、救急搬送され一命を取り留めました。

(森下晶代さん)
「草むらの中で男性が倒れていて上半身を頑張って起こそうとしている状況でした。車の窓を開けて声を掛け、すぐに息子を呼ぼうと思い、家が近くだったので、走っていき『人が倒れている』と伝え、息子が走ってきてくれました。私はその間に警察などに電話をし、、息子は(男性の)手を握ってあげていた。警察の方からは『夜9時に通って見つけてなかったら、朝まで見つかってなかっただろう』と言われました。偶然ですけど、発見できて助かり本当に良かったです」

(息子の悠登さん)
「かなりびっくりしました。男性が倒れていて、足など触り冷たかったので、少しでも温めてあげようと思い、手などを握っていました。命が救えて本当に良かったです」

舞鶴警察署は行方不明となっていた高齢男性の発見と安全確保に貢献したとして、4月26日に森下さん親子2人に感謝状を贈呈しました。