今月立て続けに2度の火事が発生した新潟県糸魚川市のデンカ青海工場に消防が27日、緊急の立ち入り検査を行いました。
【デンカ 萩原丈士 青海工場長】「地域の皆様に非常にご心配をお掛けしまして申し訳ございません。化学工場で相次ぐ火災、非常に従業員一同重く受け止めてございます再発防止に全力を尽くして参ります」

糸魚川市のデンカ青海工場では今月16日に製造プラントの設備の一部が焼け、19日には敷地内の排水溝にたまったガスが燃える火事が発生しました。

いずれも従業員が火を消し止めましたが、19日の火事では協力会社の70代の男性1人の髪が焦げました。

これらの火事を受け糸魚川市消防本部は27日午前9時から緊急の立ち入り検査を実施。工場の構造や危険物の管理状況などを確認し、施設の維持管理について軽微な13か所の改善を指導したということです。


【糸魚川市消防本部伊藤修予防課長】「防火保安体制を今一度確認し災害を未然防止として捉えていただきたい」

検査は28日も行われる予定です。
