津山市で平安・鎌倉期に信仰のために作られた青銅製の鏡像が見つかり、当時の信仰を伝えるものとしてきょう(27日)から古代吉備文化財センターで一般公開されています。

鏡像は津山市の集落跡「高尾北ヤシキ遺跡」でおととし見つかったもので、神道の象徴ともいえる鏡に菩薩像が描かれています。

類似の鏡像はこれまでに新見と高梁でも見つかっていて、神と仏の世界を融合させた日本独自の「神仏習合」の思想が、中世に県内の広い範囲で浸透していたことを伝えています。

一般公開は5月9日までです。