日本陸上競技連盟は27日、10月15日に行われるパリ五輪(2024年7月24日~8月12日)のマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」のスタート時間について、男子は午前8時、女子は午前8時10分とすることを発表した。MGCで1位及び2位の選手が、パリ五輪のマラソン日本代表に内定する。

前回大会より設定記録が上がるなどMGCへの出場条件が厳しくなるなか、27日時点で男子は大迫傑(31、ナイキ)、鈴木健吾(27、富士通)ら65人、女子は一山麻緒(25、資生堂)、松田瑞生(27、ダイハツ)ら29人がMGCの出場資格を所持。前回レースに出場した男子30人、女子10人から大幅に増加していて、代表争いがし烈となることが予想される。

今年のMGCはスタート・フィニッシュ地点が明治神宮外苑から国立競技場へなるなど、前回大会からコースが変更になることが発表されている。

また、MGCレース後には「マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ(MGCファイナルチャレンジ)」を開催。当該大会(男子は3大会、女子は2大会)で、MGCファイナルチャレンジ設定記録を突破した記録最上位の選手1人が、日本代表3枠目に内定する。該当する選手がいない場合は、MGC3位の選手が内定となる。