福島市にある西根神社・高畑天満宮で27日、春のうそかえ祭が開かれ、あわせて震災からの復興を願い双葉町の伝統芸能が披露されました。

福島市飯坂町の西根神社・高畑天満宮で行われている春のうそかえ祭は、1年間の災いを「うそ」に変えて福を呼び寄せる祭りです。

27日は朝早くから身代わりとなる1000体限定の木彫りの鷽鳥(うそどり)を求め、多くの人が列を作りました。

さらに、震災からの復興を願い「ふたばつなぐまつり」が開かれ、双葉町の標葉せんだん太鼓が披露されました。原発事故で避難を余儀なくされた双葉町では、伝統芸能の継承が危ぶまれましたが、避難先から住民が集まり受け継いでいます。

春のうそかえ祭では、あわせて手作りの品が並ぶマルシェもあり、27日午後4時まで開かれています。