福島第一原発の処理水を海洋放出する際に使う海底トンネルについて、掘削工事が完了しました。

福島第一原発にたまり続ける放射性物質を含んだ処理水について、東京電力は、春から夏ごろに、海底トンネルを通じて沖合およそ1キロから海へ放出する計画です。

この海底トンネルについて、去年8月から工事が進められてきましたが、東電は26日正午すぎに、「掘削工事が完了した」と発表しました。

海底トンネルは全長1キロあまりで、東電は今後、機材の撤去などを進め、6月末までの完成を目指すとしています。