政府は25日、軍事衝突が続くスーダンに取り残されていた日本人58人の退避完了を明らかにしました。この中には、東日本大震災で被災地の支援を行っていた医師の男性も含まれていて、宮城県内からも男性の無事を喜ぶ声が聞かれました。
川原さん無事脱出に「本当にほっとした」
スーダンで医療支援を行うNPO法人「ロシナンテス」の医師・川原尚行さん。国外への退避が完了しスタッフとともに25日、団体のYouTubeで無事を報告しました。
NPO法人ロシナンテス 川原尚行理事長:
「ロシナンテスのスタッフ3名とも無事にスーダンを脱出しジブチに到着したところです」

川原さんは、スーダンの支援だけでなく、東日本大震災では、直後から県内に入り医療支援を5年間続けました。名取市閖上の格井直光さんも川原さんの無事を喜んでいます。
ふらむ名取 格井直光代表:
「本当にほっとした、安心した」
川原さんの存在は、当時多くの被災者を勇気づけたと振り返ります。