29日からゴールデンウィークが始まります。ことしは日取りも良く、最大9連休となる人もいるそうです。
帰省や、国内旅行に海外旅行、はたまた、近場でのんびり過ごすのか。皆さんそれぞれだと思いますが、つい最近までは新型コロナウイルスによる影響で、その選択肢さえなかったのは記憶に新しいところです。
そこで、新型コロナによる感染が拡大した2020年以降のゴールデンウィークの各地の様子を、写真とともに振り返ってみます。
■2020年 初めての緊急事態宣言の中で
日本では、2020年1月に初めて国内で感染が確認されました。政府はゴールデンウィークを含む4月7日~5月6日の期間で初めての緊急事態宣言を発出。未知のウイルスへの恐怖からか、町からは文字通り、人がいなくなりました。



例年であれば帰省客らで賑わう、東海道新幹線・名古屋駅のホーム。乗車率は10%にまで落ち込む日もありました。



新幹線の改札口では、防護服を来た自治体職員らが検温を実施。「37.5℃以上」あった場合は相談窓口の連絡先を案内するなどしました。



国内では、2020年4月から国際線の運航がゼロに。当時の中部空港では、国内便も7割減少し、予約数は前年比9割減でした。


観光地では自治体の首長が「来るのは控えて」と発信。例年、多くの観光客を迎える岐阜県の高山市、飛騨市、白川村の首長が「飛騨はお休み」とのメッセージを共同で発表しました。

この地域は医療提供体制が脆弱で、当時は感染者が確認されていなかったことから、3市村町長が会見を開き、「飛騨に来るのを控えてもらう事が、飛騨にとって何よりの助けになる」として、観光自粛を呼びかけたのです。


東海地方で人気のサービスエリア「刈谷ハイウェイオアシス」の駐車場は閑散。人流激減を象徴していました。