人の移動が増えるゴールデンウィークに向けて、痴漢と盗撮の被害を防ぐため県警などが大分市中心部で注意を呼びかけました。

この活動は身近な犯罪である痴漢と盗撮に対する防犯意識を高めてもらおうと県警が実施したものです。26日は大分大学の学生も含めた15人が大分市のJR大分駅前で街頭に立ち、犯罪の起きやすい場所や被害防止のポイントを説明したチラシを道行く人に配りました。県警によりますと去年、県内で起きた痴漢被害は60件、盗撮被害は110件で、いずれも前の年から増加しています。

(県警人心安全・少年課 石川景子次席)「こんなことなんだけど相談していいかなと迷われる方は電話で最寄りの交番であったり警察署に相談したりしてほしい」

県警は痴漢は個人の尊厳を踏みにじる重大な犯罪で、もし見かけたら周囲も通報するなど協力してほしいとしています。また、ゴールデンウィークは交通機関の利用が増え、商業施設の人出が増加することから特に注意を呼びかけています。