性犯罪で悪用されることのあるいわゆる“デートレイプドラッグ”をめぐり、被害者自身が尿検査を通じて使用の有無をわずか数分で確認できる簡易検査キットの運用を警視庁が4月1日から始めました。

睡眠作用のある「デートレイプドラッグ」をめぐっては、性犯罪の加害者が相手を食事に誘い、被害者がトイレなどで席を立った隙に混入させる手口の犯行が相次いでいます。

薬物の影響で被害者自身の記憶が曖昧になり、警察への被害申告をためらうケースが多いことから、警視庁は尿検査を通じて「デートレイプドラッグ」の被害の有無を自分で確認できる簡易検査キット、「D1D Plus」の運用を全国で初めて4月1日から始めました。

被害者が警察の担当者に相談し、担当者が簡易検査キットの使用を提案し検査するというもので、通常の鑑定では結果が出るまで1か月を要することもありますが、「D1D Plus」の場合はわずか数分で結果が判明するということです。

警視庁 性犯罪担当捜査員
「その場で簡易に判定できるキットがあれば事件性を早期に見極めて、初動捜査を展開して早期に犯人検挙に繋がるのではないか」

警視庁は「記憶が曖昧な原因が、飲み過ぎなのか薬物なのかわからない場合は、24時間対応の相談窓口に連絡してほしい」としたうえで、「簡易検査キットを活用し『あなたが悪いわけではない、薬物を使う人が悪いんだよ』と支援することが大事」と呼びかけています。

警視庁は性犯罪の被害相談については「#8103」を活用してほしいとしています。