23日、宮崎県都城市の神社で、特徴的な境内を生かしたある行事が、4年ぶりに開催されました。
その行事とは、なが~い階段のかけ上がり競走です。ご利益を求めて老若男女が懸命に走り抜きました。
競争の舞台は鬼が一晩で999個の石を積み上げ作った階段
(スタート)「よーいどん!頑張れ~」
神社の階段をかけ上がる子どもたち。その段数は、およそ180段。

最初は、元気いっぱいだった小中学生も…
(小学生)「はあはあ」
(陸上部の中学生)「死ぬー」
そして、70代の参加者も…転びかけてしまいました。
それでも、老若男女、参加者は全力で走りぬきました。



宮崎県都城市の東霧島(つまきりしま)神社。その境内の特徴が、このなが~い階段。「鬼磐(おにいわ)階段」です。
鬼が、一晩で999個の石を積み上げて造られたという伝説があります。


また、この階段は、振り向かずに登りきると願いが叶うと言われていて、別名「振り向かずの坂」とも言われています。

この階段を舞台に行われるのが、「鬼磐階段かけ上がり競走」。
新型コロナの影響で4年ぶりの開催となりました。
(東霧島神社 稲丸利弘宮司)
「コロナで開催できなかった分、あのハチマキを見ますと、なんとなく私たちも心ウキウキになりますね。何にも負けない、そういう精神を培ってもらえばありがたい」
