4月28日に新しい知事に就任する佐藤樹一郎さんに25日と26日の2日間、県政へのこれからのビジョンをききます。1回目はまず取り組みたい重要課題です。
前の大分市長の佐藤樹一郎さんは広瀬県政の継承を訴え、4月の県知事選挙で初当選しました。
(吉田キャスター)「どういう気持ちで過ごしていますか」
(佐藤樹一郎さん)「しっかりと県民に選んでいただいた負託に応えていかないといけないという思いが一層強くなっています」
佐藤さんは知事就任後まず取り組みたいこととして「産業振興」をあげています。
(佐藤さん)「豊かな海づくり大分大会、来年秋に大分で開催されて天皇皇后両陛下もお見えになると思うんですけど、大分の漁業のすばらしさ海の恵みを全国に発信していくことが大事。観光面でいいますとデスティネーションキャンペーンがありますね。コロナで大変厳しい状況に陥りました観光、今だいぶ戻ってきましたけど飲食店もそうですね。そういうものを復活させていく起爆剤になりますので、そういうものの振興をしていく」
一方、大分空港の宇宙港利用については事業を計画しているアメリカの企業が経営難から破産申請手続きに入っており、事業への影響も懸念されています。
(佐藤さん)「海に向かって伸びているのは大分空港の特徴ですので、それを生かしてこれから宇宙利用を考えていくことは方向性として正しい。また、大分の中小企業で宇宙関連の技術を持つ企業もいますので、参加する企業が入れ替わることはあるかもしれないが、大分空港を中心としまして宇宙港プロジェクトを進めていくというのは、大変重要な取り組みと考えています」