”人差し指”派は日本特有?世界基準だと…

良原キャスター:
では、世界ではどんな持ち方・操作が主流なんでしょうか。日本は左手持ち、右・人差し指での操作が最多で25.6%でした。
世界基準で見ると、日本で最多の持ち方・操作は9.1%とあまり多いわけではないんですね。韓国では9.4%、フィリピンでは3.9%と少数派でした。
では11カ国で最も多かったのは…「右手持ち、左・親指での操作」です。これが20.8%でした。

右手でしっかり持って、左手を添えるように親指で操作するそうです。
ホランキャスター:
これは両手持ちではないんですね。
良原キャスター:
基本、右手に全てのスマートフォンの重さがかかっています。

慶応大学 特任准教授 若新雄純さん:
スマートフォンというぐらいだから、本当は片手で完結できるといいんでしょうけど。でもやっぱり携帯電話的なものは本来日本のお家芸だったはずですけど、現在は国産のものじゃないものを使ってる人が多いじゃないですか。やっぱりiPhone自体は輸入したものですよね。
だから日本人の指のサイズとかに完全に合ってるかというと、やっぱり輸入されてきた大きな画面を落とさないように支えて持つとか、それがいろんな国で形が変わったりとかしてる気がして。日本のメーカーだけが作っていたら、また違う大きさになっていた気もしますけどね。
良原キャスター:
大きさも然り、あとはフリック入力でひらがなで打ちます。海外だとアルファベットで打つ方が多いということで、キーボードで入力するじゃないですか。
日比キャスター:
タッチすればいいだけという事ですよね。
大型スマホには”片手モード”
良原キャスター:
しかもそうすると横に広がるので、親指でスライドしていった方が打ちやすい。私たちは縦画面、ひらがなで打ちます。これがキーボードになると、左手の親指の方が打ちやすいのかもしれないと。打つ言語も影響しているのかなという気がしました。

中には、iPhoneのサイズが大きくて届かないと。「画面上のタッチがしづらい」という男性40代スタッフの声もあります。特に対角線上がタッチしづらいというお悩みがある方もいらっしゃると思います。
実はiPhoneには片手モードという機能があるそうです。ホームボタンがある方は、ダブルタップ。ホームボタンがない方は、下端を下スワイプすると、画面上半分が下に移動して、画面がコンパクトになります。こうすると、上の方のボタンも押しやすくなります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ホランキャスター:
キーボードも小さくなりますもんね。
良原キャスター:
全体的に片手で打ちやすくなりますよね。
慶応大学 特任准教授 若新雄純さん:
かつて電子手帳とか携帯電話も日本製のものがすごく人気だったし、最先端とかじゃないですか。これでスマートフォンというものも日本製がもっと覇権を取ってれば、〇〇モードとしなくても日本人の片手でできるものが作られたんでしょうけど。
やっぱりそこは僕ら中身は作れたけど、この操作性みたいなところで、ちょっと世界には遅れをとってしまってる。だからわざわざ日本人に合わせたモードみたいなものができてると。そういうちょっと複雑さを感じますけどね。
ホランキャスター:
でも今後、進化することがあるのかないのかっていうところも気になりますね。