きのう投開票が行われた衆参5つの補欠選挙。全敗した立憲と勢いを示した維新、野党では明暗が分かれる結果となりました。
【落選】衆院千葉5区 立憲 矢崎堅太郎候補
「結果を出せずに大変に申し訳なく思っております」
擁立した3つの選挙区すべてで自民党に敗れた立憲民主党。
【落選】参院大分選挙区 立憲 吉田忠智候補
「すべては私の力不足でございます」
わずか300票あまりの差と接戦に持ち込んだ選挙区もありましたが、党内では動揺が広がっています。
課題として指摘されているのが“野党共闘”のあり方です。
【落選】衆院千葉5区 立憲 矢崎堅太郎候補
「勝てる野党の候補者に投票していただきたいんです」
千葉5区補選では立憲が野党候補の一本化を実現できず、候補者が乱立。野党票が分散し、立憲が擁立した候補は自民党の候補におよそ5000票差で競り負けました。
立憲民主党 大串博志選対委員長
「やはり一本化するというのは、非常に重要な意味のあることだということを明らかにしてくれたのが今回の選挙」
党内からは、野党をまとめることができなかった執行部の責任を問う声があがっていますが…
立憲民主党 岡田克也幹事長
「代表はこの補選で責任をとるとか、そういう話ではないと思います。(Q.そのように考える理由についてもう少し)補欠選挙だからです」
一方、立憲とは対照的だったのが日本維新の会。維新は和歌山1区で激戦を制し勝利。自民党の支持層が厚い保守王国で、初めて議席を獲得しました。
日本維新の会 馬場伸幸代表
「基盤はぼちぼちとできあがってきているが、さらにこれを強化して、強大な基盤の上に強大な城を築いていくということをやっていきたい」
立憲関係者
「戦々恐々としている。維新は本気で野党第一党を狙いに来るかも」
勢いに乗る維新が今後、国会で強気の姿勢で臨むことは確実で、補選の結果は野党の構図に変化をもたらしそうです。
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