3年半ぶりに熱い声援が戻ってきました。春の高校野球は、22日から支部大会が始まり、これまで禁止されていたマスクなしでの声出し応援が解禁となりました。
球場に響き渡る声援。新型コロナの影響で、2019年の秋の大会を最後に声を出した応援が禁止された高校野球。これまで手拍子などに制限されていました。
22日から始まった春の支部大会で、スタンドでは、マスクなしでの声出し応援がおよそ3年半ぶりに解禁となりました。
福島商業3年・伊藤楓雅選手「最初は難しかったが(野球の練習後に応援の)練習をした。全員が一つになって応援すれば、選手たちにもエールが届くと思う」
福島商業で応援をまとめる、3年生の伊藤楓雅(ふうま)選手。入学してから、一度も声を出して応援をしたことがありません。
福島商業3年・伊藤楓雅選手「(過去の)福島商業の応援も動画で観たし、甲子園での声出し応援も観てきた」
その福島商業は、福島工業と対戦。伊藤選手も力の限りエールを送ります。
2点を追う福島商業は5回表、タイムリーヒットや犠牲フライなどで逆転。福島商業は、その後も着実に点を重ね10ー4で勝利しました。
福島商業3年・伊藤楓雅選手「少しでも選手たちに自分たちのエールを送れるようになって良かった」
福島商業・池田久光保護者会長「選手と保護者が一体となって、チームのムードも良かった」
スタンドの熱い思いはプレーする選手に届いていました。
福島商業3年・末永凛太朗主将「ベンチに入れなかったメンバーが悔しい気持ちを抑えて、自分たちのために応援してくれるのは感謝しているし、力になると実感した」














