去年12月に運用が始まった北海道・三陸沖後発地震注意情報に伴う大規模災害の対応訓練が、24日、岩手県庁で行われました。

 訓練は県が定期人事異動後に毎年想定を変えて実施しています。今回は去年12月に運用が始まった北海道・三陸沖後発地震注意情報への対応を目的に行われました。この情報を踏まえた訓練は初めてです。
 訓練は4月21日に岩手県内で震度4の地震を観測後に後発地震注意情報が発表され、24日に三陸沖を震源とする最大震度6強の地震が発生した想定で行われました。
 大津波警報の発表も想定の一つで、午前10時の地震発生後に県職員などおよそ90人が集まり、被害状況などを確認する情報収集班や救援要請などに取り組む対策班などに分かれて対応にあたりました。

(岩手県防災課 駿河芳典 防災危機管理監)
「後発地震注意情報について本部支援室の簡単な準備をしていたのでスムーズに対応できたと思っております。しかし情報共有ですね、うまくまだ情報が伝わっていないところがありますので、そこはここから改善していきたい思います」

 職員は地震に関する新たな情報を踏まえた災害対応に向け気を引き締めていました。