■バレーボール男子2022-23V・ファイナル(23日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)ウルフドッグス名古屋 3ー0 サントリーサンバーズ
バレーボールVリーグ男子の決勝が23日に行われ、ウルフドッグス名古屋(レギュラーラウンド1位)がサントリーサンバーズ(同2位)をストレート(25-23、25-18、28-26)で下し、7年ぶり2度目の優勝を果たした。
戦前の予想通り、両外国人エースの打ち合いとなったこの決勝戦。軍配は名古屋のバルトシュ・クレク(34)にあがった。
世界ランキング1位に君臨するポーランド代表でもエースを務めるクレクが、両チーム最多33得点(スパイク27点、サーブ1点、ブロック5点)と大車輪の活躍でMVPに輝いた。スパイク決定率も58.7%という驚異的な数字を残し、エース、そしてキャプテンとしてチームを牽引。
試合後、クレクは「プレッシャーもあったけど今日の試合は私のバレー人生でベストゲームだったしチーム全員で勝ち取った優勝。このチームに来た時から優勝をずっと夢見てきたので本当に嬉しい」と満面の笑みで喜びをかみしめた。
一方、サントリーの外国人エース・ムセルスキー(34)は22得点。218cmの長身から繰り出されるスパイクは、代表リベロ小川智大(26)を中心に、ことごとく名古屋の守備に阻まれた。
Vリーグが終了し、いよいよ今後は代表シーズンが到来。男子日本代表は6月6日(女子は5月30日)に名古屋で開幕するネーションズリーグを戦ったのち、秋に行われるパリ五輪予選に挑む。
【バレーボール男子2022-23V・ファイナル】
MVP クレク(名古屋)
敢闘賞 ムセルスキー(サントリー)
ベスト6 クレク(名古屋)
ムセルスキー(サントリー)
大塚達宣(パナソニック)
傳田亮太(名古屋)
山内晶大(パナソニック)
大宅真樹(サントリー)
ベストリベロ 小川智大(名古屋)
レシーブ賞 藤中謙也(サントリー)