統一地方選挙の後半戦、道内では8つの市で市長選が行われます。
注目は函館市長選。 4選を目指す現職・工藤寿樹氏(73)に 元函館市部長で、タレントの大泉洋氏の兄である新人・大泉潤氏(57)が挑む「身内対決」です。

2人とも無所属ですが、工藤氏は自民党道連や公明党の地元組織が推薦。大泉氏は立憲民主党道連が支持しています。
また2人は、大泉氏が去年7月に市役所を辞めるまで、上司と部下の関係でした。またともに早稲田大学法学部の卒業で同窓の先輩後輩という関係でもありました。
「身内どうし」「師弟」の対決となったということで、函館市のみならず、全道・全国から注目を集めるこの選挙の決着の行方を、 HBCでは、23日午後8時ごろから、ライブ配信でお届けします。
(4月23日午後8時5分追記)
函館市長選は、無所属の新人、大泉潤氏57歳の当選が確実となりました。

函館市長選は、大泉氏と、4期目を目指す無所属の現職・工藤寿樹氏73歳の一騎打ちとなりました。
大泉氏は江別市出身ですが、早稲田大学法学部を卒業後の1995年、子どもの頃の旅行などで心を奪われたという函館市の職員に。
大学、学部も同じ先輩の工藤氏が2011年、市長に初当選すると、秘書課長に抜擢され、函館市の重要ポストである観光部長、保健福祉部長を歴任してきました。
そして、去年7月、工藤氏からの“禅譲”を待つことなく、市長選への出馬に向けて、函館市を退職。
選挙戦では、立憲民主党の支持を受け、3期12年に及んだ工藤市政からの転換を訴え、ふるさと納税の額を100億円に増やすとした他、北海道新幹線の函館市への乗り入れに向けた調査なども訴えました。
HBCの出口調査(回答数1150以上)では、投票を済ませた8割以上の人が大泉氏に投票したと回答。
この結果や、これまでの取材で得た情報などで、大泉氏は工藤氏を大きく引き離していて、初めての当選を確実としました。
タレントの大泉洋さんは、大泉氏の実弟です。