22日から始まった「プライドウィーク」。LGBTQなど性的少数者への理解を深めてほしいと、大型連休にかけて数多くのイベントが開催される。都内で行われるパレードはコロナ禍以後、最大規模となる見込みだ。
G7(主要7か国)の中で唯一LGBTに関する法律がないなど、取り組みの遅れが指摘される日本。当事者の人たちは今どのようなことを考えているのか。「理解増進法」への期待は。
当事者の交流拠点となっている都内の施設で、4月から新代表の一人に就任した五十嵐ゆりさん(49)を訪ねた。
「場所」のニーズ、強く感じる
LGBTQ当事者のための日本初の「常設大型総合センター」として、2020年に東京・新宿に開設された「プライドハウス東京レガシー」。当事者の交流の場や、情報の発信拠点となってきたこの施設は、今月、代表の交代とともに新たな体制でスタートを切った。
3月まで、当事者ら述べ7500人が訪問し、直近数か月の来館者は増加を続けている。オープン以来運営に関わり、今回、共同代表の1人となった五十嵐ゆりさん(49)は、当事者の居場所作りを担う活動に手応えを感じている。
「“こういう場が欲しかったです”という声は、多くの方から聞いています。(従来の飲食店などとは)別の【第3の場所】ということで、選べる状況になっているというのはそれはとてもいいことだなと」
「(当事者の間で)つながっていきたい、友達が欲しい、“期待感”というんでしょうか、そうしたニーズが強くなっているな、という印象は持っています」














