岡山県倉敷市できょう(22日)から“G7倉敷労働雇用大臣会合”が始まりました。「人への投資」をテーマに2日間の日程で話し合われます。

倉敷アイビースクエアで始まった会合は、加藤厚生労働大臣を議長に、G7各国の労働担当大臣らが参加しています。今回の会合では、労働人口が減少するなかで、経済の活力をどう維持していくかが課題として掲げられています。

ポストコロナに対応した労働市場政策やデジタル化などによる産業構造変化に対応した「リスキリング=学び直し」など、「人への投資」をテーマに議論が交わされます。

(加藤厚生労働大臣)「まさに『人への投資』は『経費』ではなく『投資』であり、G7でこの認識を共有し、積極的に取り組みを進めていく必要があります」

G7各国の大臣らは、午後から倉敷美観地区を訪れ、白壁の町並みを散策しました。

途中、倉敷市の伊東市長が地域の歴史を英語で説明する一幕もありました。

(伊東香織倉敷市長)「『こんなきれいなところが日本にあると自分も知らなかった』と。『ぜひ家族や友人にしっかり知らせていきたい』と。『ぜひ倉敷に来た方がいいよって言っていきたい』というふうにおっしゃってくださって、とてもうれしく思いました」

G7倉敷労働雇用大臣会合はあす(23日)まで開催され、成果をまとめた大臣宣言が採択されます。