福島第一原発の処理水を海洋放出する際に使う海底トンネルについて、東京電力は、「6月末までの完成を目指す」と発表しました。
福島第一原発で発生する放射性物質を含む処理水について、東京電力は基準値を下回る濃度になるよう海水で薄めた上、ことし春から夏ごろに、海底トンネルを通じて沖合およそ1キロから海へ放出する計画です。
海底トンネルの工事は、2022年8月から行っていますが、4月21日までに残り約20メートルのところまで掘り進んだということです。
東京電力は、6月末までのトンネル工事完了を目指しています。
工事完了後は原子力規制委員会による使用前検査を受ける必要があり、政府が見込む春から夏ごろの放出開始は夏以降になる可能性が高まりました。














