23日、後半戦の投開票を迎える統一地方選について、今、全国各地で「無投票当選」が相次いでいます。無投票で“当選確実”と言われたらあなたは立候補しますか?
“当選確実”あなたは立候補しますか?

山本恵里伽キャスター:
4月23日、後半戦の投開票を迎える統一地方選についてです。
喜入友浩キャスター:
実は今、全国各地で無投票当選が相次いでいます。
統一地方選の前半戦では、41道府県議選の定数2260人のうち565人が無投票当選でした。4人に1人が無投票で議員になっていることになります。
Q.無投票で”当選確実”と言われたら、あなたは立候補しますか?

22歳男性(学生)
「立候補はしないと思いますね。選挙や政治に関心がないわけじゃないんですけど、自分が立候補して世の中を変えたいというまでは別に意欲がないかなという感じです」
24歳男性(学生)
「同じく立候補はしないかなと」
22歳女性(会社員)
「(立候補は)しない。黒そう、闇が深そうだから」
23歳女性(会社員)
「(立候補は)しない。おじさんばっかそう。結局若い女が(議員に)なっても、意味なさそうな感じ」

22歳男性(会社員)
「(立候補する)いわば確実に通るわけじゃないですか。となると、立候補しちゃうかなと。あんまりこんなこと言うとあれかもしれないですけど、とりあえず給料高いじゃないですか。通るなら、とりあえず立候補しておくかなっていうぐらいの感覚ですね。あんまりそんな具体的なあれ(政策など)はないので、申し訳ない気持ちはやっぱり先行しますね」
29歳男性(会社員)
「(立候補しない)でも要は人目につくじゃないですか。自分はそういうのは得意じゃないなと思います。みんなの前に立ってみたいなのというのは、やりたい人がやってくれればと思うから、そういう意味ではやらないかも」
23歳女性(会社員)
「(立候補しない)国を背負う覚悟が無い」
23歳女性(会社員)
「何かを変えようということが多すぎて、何から手をつけたらいいかわからないと思う。(議員になったとしても)何をすればいいかわからない」

そんな中、福岡県吉富町では、町長選、町議選、県議選の三つの選挙で、無投票当選がありました。

約1万2000枚の投票用紙は使わないまま全て廃棄処分になります。

一方、宮城県日南市では、市議会議員選挙(定数19人)で、立候補者19人全員が無投票当選となりました。日南市民は…
男性
「なり手がないということですよね。市議会議員の。ちょっと問題ですね」
女性
「投票はしたかったなという気持ちはありますよね。投票されないで、みんな当選してしまうんだという矛盾じゃないですけど」
Q.あなたのふるさとが”無投票当選”だったら?
22歳女性(会社員・福岡)
「ろくでもない人でも選ばれてしまうかもしれないというのが、それがそこの地域の長になると考えたら怖いなと。リスクが大きいなと思います」
22歳男性(料理人・藤沢市)
「誰でもなれるというところで、無知な人になられては困る。しっかり将来を見据えた上での計画や考えを持ってる人がなってくれなきゃ、こちら側(住民)としても困る」
21歳女性(仙台市)
「その人たちが税金もらってるじゃないですか、給料で。問題とかを重ねても、ちょっとなと思います」
Q.立候補への興味は?

26歳男性(会社員)
「正直ほとんどゼロに近いですね。あまり自分の身近にないものという認識なんですよね」
19歳女性(学生)
「この人が日本の政治家だから良くなったみたいな例が身近にあったら、選挙に立候補したくなる人が増えるのかなと思います」

19歳女性(学生)
「何をやってるかがよくわからない人が多分一番で。それを調べるとしても、説明してる文とかも難しいです。言葉選びと、そもそも読む人が理解しようという気が起きない」
男性
「この前自分が投票に行こうとした時に思ったことなんですけど、(議員が)どういう活動をしているのかを見たいのに、ホームページで調べてもしっかり出てこなかった。あとは普段自分が使ってるSNSにも、あまりそういうことが表示されないから、みんな調べてもしっかり出てこないと、やっぱり、なんか、いいかなみたいになってしまうと思います」