海上保安庁の小型飛行機が不時着した事故について、運輸安全委員会は20日、搭乗していた2人への聞き取りを行い、初動調査を終了しました。

国の運輸安全委員会は20日、搭乗していた2人から当時の状況を聞き取り、一連の初動調査を終えました。今後は現地で得た情報をもとに事故原因などの詳しい分析をすすめるということです。

(宇佐市・是永修治市長)「被害状況の調査に入りたい」

一方、宇佐市の是永修治市長は20日会見を行い、海上保安庁に対し、早期の原因究明や再発防止を求める要請文を送るほか、宇佐市としても農地の被害状況を調べると明らかにしました。

また、海上保安庁は石井長官が是永市長に電話で謝罪をしたうえで、第七管区の幹部らが宇佐市を訪問し、市長と農作物の被害を受けた農事組合法人の代表に対し、直接謝罪をしたということです。

機体の撤去については21日、専門業者が現場の下見に訪れ、海上保安庁の関係者と共に回収に必要な機材を確認するということです。