双子やそっくりさん&目の“二重”整形は認識できる?
上村キャスター:
では、顔がそっくりな双子の方などはどうなるのでしょうか?
お笑いコンビ「ザ・たっち」の2人は一卵性双生児です。私たちだと、たくやさん(兄)、かずやさん(弟)の区別は全くつきませんよね。“幽体離脱”並に似ていると、判別できるのでしょうか?
NEC生体認証・映像分析統括部の山田道孝さん
「一見“うり二つ”でも、話し方・食べ方などで骨格や筋肉に差がつくので、“別人”と判別することが可能」

ちなみに、自分の顔でも顔認証がNGになる場合があります。目を二重にするなど、部分的な少しの整形なら認証できますが、目・鼻・口・骨格なども変えるような大きな整形ですと、特徴が残っていないので認証できません。この場合は新しくなった顔で登録し直す必要があります。

大阪では万博に向けて駅の改札も“顔パス”に
上村キャスター:
このように顔認証の技術が進んで、私たちの生活にもより身近になるかもしれません。駅の改札も顔パスになりそうです。

大阪駅の中にある近未来的なゲートは、顔認証による自動改札機です。通る人の顔をカメラで撮影して、事前に登録した顔写真との特徴を照合する仕組みです。その正確さは、マスクをつけていてもメガネをかけても通ることができます。ただし、帽子やサングラスを着用したり下を向いたりするなど、顔の上の部分が隠れていると認識されませんが、相当なスピードで進んでいても認識していましたね。

こちらはまだ実証実験段階ですが、JR大阪駅など一部の改札で顔認証の改札機を3月から設置し始めています。そして2025年の大阪・関西万博に向けて、他の駅への設置も検討中ということです。
※現在は大阪駅(うめきた地下口)と新大阪駅(東口)に設置















