ロシアが5月の戦勝記念日に例年行ってきた市民らの大規模行進を、「安全上の理由で」全土で中止とすることが分かりました。
ヘリコプターから降りるロシアのプーチン大統領。向かったさきは軍の司令部です。この日、プーチン氏はウクライナ南部へルソン州と東部ルハンシク州を訪問。ロシアが一方的に併合を宣言したこの2つの州を訪れるのは侵攻後初めてで、現地司令官から報告も受けました。
プーチン大統領
「状況がどう展開しているのかについて情報交換をし、みなさんの意見を聞くことは私にとって重要だ」
そんななか、ロシアでこんな報道が。
ロシアメディア
「今年は『不滅の連隊』を中止する」
ナチス・ドイツに対する戦勝記念日の5月9日に毎年行われてきた、市民が兵士らの遺影を掲げ行進する「不滅の連隊」。プーチン大統領も参加するなど、政権として愛国心に訴える重要行事なのですが、今年は「安全上の理由で」中止になったというのです。
ロシア南部などでは、ウクライナによるとみられるドローン攻撃が続いていて、軍事パレードについても、ウクライナと国境を接する南部クルスクやベルゴロドで中止の発表が相次いでいます。
一方、ウクライナでは。
ゼレンスキー大統領
「ウクライナにみなさんのような強い人たちがいることを誇りに思います。私たちの未来はみなさんの手にかかっています」
ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシア軍と激しい戦闘が続いている東部ドネツク州の前線を訪問。病院も訪れ、負傷した兵士らを見舞いました。
奇しくも同じ時期に要衝となる地域を訪問することになった両首脳。ともに、前線部隊の士気の向上を図る狙いがあるとみられます。
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