デジタルの使い方は、高齢者にとって難しい部分があります。そんな高齢者をサポートするための専門のスタッフが、福島市で活動を始めました。指導するのは“ベテラン”の「ICT班」です。
井上和樹アナウンサー「福島市役所の入り口近くにできたこちらのブースでは、高齢者の方が高齢者の方にスマートフォンやパソコンの使い方を教えているんです。」
使い方を教えているのは、福島市のシルバー人材センターの中でもデジタルに精通しているスタッフ、その名も「ICT班」です。ICT班には64歳から79歳までの17人が所属していて、19日から福島市役所で毎週水曜日、お年寄りからのパソコンやスマートフォンに関する質問に対応しています。
「10年前ぐらいに退職してからは(パソコンを)開いてなかったんですよ」
こちらの70代の女性は、11年ぶりに使うパソコンの使い方をICT班に聞いていました。
指導する男性「入力はひらがなですか?アルファベットですか?」
70代女性「どちらがいいんですかね」
指導する男性「パソコンやるのであればアルファベットで」
70代女性「じゃあアルファベットで」
70代女性「リラックスして教えてもらえます。何回か通ってマスターしたい」
福島市デジタル改革室・菅野寿和係長「年齢の近い方同士で気軽に相談しやすいと思う。こういった方々がデジタルに向けてもっともっと前向きにチャレンジ進めていけるようにサポートしていきたい」