和歌山市で岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件で、男が所持していたリュックサックから何らかの粉末が入った小瓶や金属の板などが入っていたことが新たに分かりました。
4月15日、和歌山市内の漁港で岸田総理に向かって爆発物を投げた威力業務妨害の疑いで兵庫県川西市の無職・木村隆二容疑者(24)が逮捕されました。
その後の現場検証で、爆発した筒は爆発地点から約40m離れたいけすを覆う網の上で見つかりました。いけすのそばの倉庫の壁にはぶつかったようなあとがあり、爆発した筒が演説会場にいた聴衆の上を通過して落下した可能性があります。
また地元の関係者によりますと会場には複数のボルトやナットのようなものも落ちていたということです。
警察によりますと、木村容疑者が犯行当時所持し、押収したリュックサックから、「何らかの液体が入った水筒」「何らかの粉末が入った小瓶」「厚さ2ミリの金属の板(30cm×30cm)」、「スプーン」「ライター」などが入っていたことが確認されたということです。
水筒内に入っていた液体については、今後鑑定などを行っていくということです。
警察は他にも筒の部品などが飛び散った可能性があるとみて先ほど現場近くで海の中を捜索しました。警察は爆発せず現場に残されていた別の筒も含めて、その殺傷能力を調べているとみられています。














