先進7か国の教育大臣が集うG7会合までおよそ3週間に迫りました。岸田総理が演説中に爆発物が投げ込まれた事件を受け、富山県警はG7の警備態勢をさらに強化する方針を示しました。

来月のG7富山・金沢教育大臣会合を前に18日、県警本部では対策会議が開かれ、警備にあたる警察幹部など36人が参加しました。
出席者は万全な警備態勢の構築に向け、各班の人員や配置が適切であるかどうかや連携などを確認しました。
富山県警 石井敬千本部長:
「厳しい警備情勢の中で国内初の複数自治体での共同開催という点も踏まえて警備を完遂することが必要」


今月15日には和歌山県で選挙演説直前の岸田総理に爆発物が投げ込まれる事件が発生。要人警護のあり方が改めて問われている中、和歌山の事件を受けて、石井敬千本部長は警備あたる警察官の人数を当初の予定より増員する考えを示しました。

富山県警 石井敬千 本部長:
「警備を巡る情勢は7年前の関係閣僚会合よりも厳しい状況であることは言うまでもありません、本警備の完遂に向けて、全力を尽くすことを期待します」


G7教育大臣会合は来月12日から15日までで、前半2日間が富山市で開催されます。
