強制退去処分となった外国人の長期収容の問題の解消などを目的とした入管法改正案について、衆議院の委員会で実質的な審議が始まりました。
立憲民主党 鎌田さゆり衆院議員
「2年前に廃案になった原因の大きな一つに、やはり名古屋入管で起きた死亡事案があると、私は認識をしています。大臣のご認識を伺います」
斎藤健法務大臣
「それも踏まえて、改正案を検討してきたということで結構でございます」
入管法改正案はおととし、入管施設でスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡したことなどを受け、一旦、廃案となった経緯があります。
政府が今の国会に再び提出した改正案でも、収容の可否の判断に裁判所などが関与する制度がないなど大枠は維持されたままで、遺族側が反発しています。
斎藤法務大臣は、改正案の内容は「ウィシュマさんの事案を踏まえた」ものだと説明し、理解を求めました。
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